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トルーマン・カポーティという作家

 世界ナンバーワンのホモ。ジェラルド・クラークの『カポーティ』にそいう言葉が出てくる。上下2段、700ページ近い伝記。読むのに骨が折れる。骨が折れるから、読むのに3年かかった。やめては、また、の繰り返し。その間、数十冊の本が先にゴールした。

 カポーティは戯曲も書いている。何と演出はピーター・ブルック。その辺の件は、若いブルックの右往左往といい加減さが見え隠れして、面白い。

 「本を書き上げたくないのは、書き上げるというのは死ぬようなものだからだ。」

 アル中で精神科にかかっていたカポーティーはそう言う。『冷血』の作家だから、説得力がある。クラークの大著の中で、一番面白いのは『冷血』執筆の部分。一つの作品を書くことは、命を削る作業に等しい。そういう気持で次の脚本に挑みたい。

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