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動きが少ない芝居なんだ

 ぼくの書く脚本は台詞芝居なんだろう。大きな動きがない。それでいいのかと問い返しは常にあるけれど、そういうのは他の人がやってるので、まッいいかと思う。「勝手に劇評させとくれ」のHPに自作を上演した次のような文を読むと元気が出る。

 水戸第一高校の「雨の街、夜の部屋」について。ひさびさに芝居の原点を極めようという芝居に出く   わした。昨年度の神奈川県大会の法政第二高校の「十二人の怒れる男たち」同様、見事な台詞劇だった。音や照明に頼らない芝居づくりは、実際なかなか難しい。ごまかしがきかない芝居づくりということだ。特に途中登場のキーパーソンの警備員は(どうやら地方大会とは役柄変更したらしいが)、若干の台詞のトチリはありながらも、その強烈なキャラクターで会場を圧倒した。

 遠くの顔を知らない学校が上演したのだけれど、これを読んだ時は嬉しかった。

 警備員は芝居が動かなくなったので、出した。それでも動かなくなったので、カツ丼の出前を出した。中心となる人物達に全く異質な人間を絡ませると芝居が転がるのだ。動きにも人間は現れる。しかし、動きが少なくても人間は現れると考えている。人間を提出したいのだ。味付けはくすぐりめいた笑い。大笑いは要らない。

 来年の夏、大分で、そんな芝居を上演します。

 

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