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デヴィッド・ボールの言葉(7)

脚本を一度か二度読んだだけで、稽古初日に乗り込んでいくなどもってのほかだ。

                            『戯曲の読み方』(ブロンズ新社・常田景子訳)

 ぼくの卒業論文は『ハムレット』、修士論文は『リア王』。ただ、最初にシェイクスピアを読んだ時は、全く面白くなかった。大学3年の夏の公演を解散覚悟で取り組んだのが『夏の夜の夢』だった。何故だったかは思い出せない。

 読む作業はかなりの労力が要る。小説より、戯曲の方が、そうだと思う。一回読んでわかるとは思わない。作品がまた読ませる。そしてまた読む。上演作品に決まったら、ほぼ毎日読む。流れを追う読み方では脚本の面白さはわからない。

 高校演劇の顧問の時、ぼくは毎回脚本を書いたけれど、役者は書いた人間と同じ苦闘すべきだと言った。一回読んで判断するなんざ、余りに安易なのだ。

 戯曲を読むには精神力と体力が要る。

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