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脚本指南書が増えている

 大分に行く時、うちの子どもの候補地の一つが明野の紀伊国屋書店。ぼくも学生時代には散歩の最初の場所だったし、東京で働いている時もそうだった。福岡に行く時はたいていぶらついた。大分に紀伊国屋ができるというので、かなり興奮したものだ。他の書店と違い、演劇関係の本が多い。大分の場合は「少し多い」だが、他の店ではゼロが大分の状況だから、幅1メートルの5段の棚に、演劇関係の本が並んでいるのは嬉しい。新刊案内の類から漏れるものがあるのだ。

 そこに脚本の書き方の本が増えている。これはどういうことだろうか。

 政府が親学を出そうとして、結局は引っ込めた。その中に演劇を観ましょうというのがあったように思う。演劇を観ることは子どもの成長にいいということなのだ。映画もいいものはある。しかし最近の映画はCG処理が多く、ウソっぽいことが多い。演劇の世界にもコンピューターは進出している。しかし、演技者は生身の役者だ。その限界を観客の想像力を引っ張り出しながら、上演する。想像力は創造力につながる。

 脚本指南書を手にして、目次を読む。もちろん中身を読まないと分からないんだけれど、2種類あるような感じだ。一つは指南書、もう一つは指南書という形のエッセイ。舞台の脚本、映画やテレビのシナリオは、結局は書くことでしか上達しないように思う。マラソンランナーが毎日走り続けることで、ランナーの肉体と精神をつくっていくのと同じだろう。

 今まで、多分なかったと思うが、SWING-BYでは「ネット文芸部員」を創設した。現在文芸部にはぼく一人だが、メールで脚本を送り、意見を求めるというシステム。その中の誰かが脚本を提出してくれたら、それを上演することにもなるかもしれない。いわゆる「アマチュア劇団」は代表が全てを背負うことが多く、そのため長続きしない場合がある。仕事の分担は大切なことだ。それぞれが責任、つまり場所を持つ。通常、演技者や技術スタッフは求めるが、脚本部、つまり文芸部を求めることは少ない。だから、脚本の選択、創作が弱い。早速、北海道から応答があった。これを進めていくと、北海道での公演ということも有り得る訳で、夢は広がる。

 文芸部というのは新劇劇団だけのものかもしれないので、脚本部、と、しよう。ここがしっかりしていれば、もっと芝居は面白くなる。遠い北海道の彼は、次の公演パンフに名前を出す。上演を前提に書くということで、うちの脚本部に入りませんか?

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