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テネシー・ウイリアムズ『しらみとり夫人』を読む

 上演すれば30分前後か。ただ、この作品は後の『欲望という名の電車』のエキスがある。

 テネシー・ウイリアムズは好きな作家。『ガラスの動物園』は作品とヒロインのローラが好きだ。

 この短い作品でも、存在の危うさ、切なさがヒシと伝わってくる。登場人物は三人。後半に出てくる作家は、作者本人だろうと思う。幻想の中で生きる「しらみとり夫人」に合わせて、彼は自分の名前を「チェーホフ」と名乗る。幻想にすがって生きるのは切ないのに、そんな作品蹴飛ばしても、と、思うが、そうじゃない。寄り添っている自分がいる。演劇にかぎらず、触れるということは、そういう自分に気付くことではないか、とも思う。

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