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山田太一『しまいこんでいた歌』を読む

 幕が開いてしばらくして女が出てきて、男に「好きにして」と迫る。山田太一にしては珍しいタッチだなあと思いながら読むと、ドタバタのうちに終わってしまった。不満が残るのは、作者の都合の方が優先しているのが見えたからだろうか。

 昔ある劇団が学校に来て上演をセールスした時、脚本を読ませてくださいというと、「読んでもわかりませんよ」と言われた。十分理解できなくても、何らかの手応えみたいなものは感じると思うのだが。それにしても、じゃあ、ぼく達は何を手がかりに上演劇団を選べばいいのか。少なくとも「読んでもわかりませんよ」と平気で言ってのける人がいる劇団じゃないと思う。

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