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読書シリトリ

 英米は前書き、日本ではあとがきという形になっている。本を開くと、そういう風になっている。だから、英米の作品の翻訳を読むと、前書きとあとがきがある。日本の方が正解だと思う。読む前に書くな、ウザイ! ただ、どっちにしろ、それを読んでいる人がどれくらいいるのか、と、思う。

 ぼくは前書きも、あとがきも、どっちも読む。すると、その中、作品の中はもちろんだけれど、ナントカいう作家のカントカというのが出ていたりする。その本を注文する。これはエンドレスになる。ただ、注意しないといけないのは、その値段を確認することだ。20年前、スペインの詩人の名前に出会い「彼の作品を」と本屋に電話したら、箱入りに2冊本で、18000円。打ちのめされた。

 ぼくは本であっちこっち行くことができた。学生時代、川端康成の『古都』を読んだのが始まりかもしれない。『古都』の主人公は京都言葉だと思う。それから、本で海外にも行った。

 一冊の文庫本で世界が広がる。これだ!と思う本に出会う幸せ。安上がりな人間だと思う。今でも、大切にしているのは厚さ1センチにも満たない文庫分本。この一冊があれば、生きていける。

 最近はそれをやめた。際限がないし、生活苦もある。

 そこで、読みなおし。これも面白い。ただ、新聞の書評での『ロリータ、ロリター、ロリータ』が気になって、注文した。そして、彼の翻訳の『ロリータ』と短編集も注文した。

 『ロリータ』は最初発禁された。ロリータ趣味とかの発信源。だからぼくは読んだ。美しい小説という印象が残った。今読んでどうなのか。新しい翻訳で読めば変わるのか。

 以前ここで『チャタレイ夫人の恋人』を称賛した。それを読んでいるとことを知ったある人は「ああ、あのイヤラシイ・・・」と言った。読んだことがあるのかな。

 イヤラシイから読むのは、健康的なことだと思う。でも想像したほどイヤラシクない。そこで何かを、考える何かの材料を得て、次のステップになる。成長の過程ってのはそんなもんだと思うが。

 好奇心。それはストップすることはない。できるだけいいものに向いた方がいい。「いいもの」を見極める力こそ、読書力の結果ではないか。ぼくは、後10年くらいで近づけるかもしれない。『ロリータ』で長くなりました

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