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市報補足ー名前と方針

 市報を読んで、このページを開いていただいた方、ありとうございます。市報の取材は2時間以上にも及び、その間費やされた言葉はかなりあり、担当の方も苦慮されたことと思います。風呂の水を丸ごとバケツに入れるのは不可能なことで、そのためには捨てるしかありませんから。

 まず、グループの名前について説明しておきます。ぼくが鶴岡高校に赴任した夏、NHKで惑星探査衛星ボイジャーの番組をたまたま観ました。こういうたまたまに出くわすと、何て運がいいんだと思うぼくですが、運をそういうところに使うから宝クジが当たらないんでしょう。それはともかく、ボイジャーが限られたエネルギーで今なお太陽系の果てに向かって飛んでいるのがSWING-BY理論だそうで、その説明の番組でした。惑星の運航を計算して、惑星の引力を利用して航行するのだそうです。これは面白い。これはいい、と、思いました。鶴岡高校の演劇部にその名前をつけました。劇団名です。ジャージを買って、背中にその文字を入れましたが、せだけだと寂しいので、下に「SAIKI TSURUOKA THEATRE-NAUT」という文字を入れました。宇宙飛行士のASTRONAUTの星、天体を表すASTROの代わりに劇場の意味のTHEATREを入れたのです。劇場航海士。舞台を踏む毎に勢いがついていくという気持ちからでした。

 鶴岡高校を離れ、演劇部がなくなったので、その名前を引き継ぐことにしました。弱小ながら鶴岡の生徒は頑張りました。12年間で一人芝居を4本、二人芝居を2本、そんな状態ながら、最後の年は九州大会まで行くことができました。彼らの頑張り、そしてぼくが12年間で莫大なことを学んだこともあり、廃部とともに消えてしまうことに抵抗があったのです。

 劇団という言葉ではなく、企画という言葉を付けたのは、面白いことなら何でもやろうという思いがあったからです。代表の鶴原は時々ライブもやってますが、そういうのもありだろうし、また舞台美術で手伝ってくれた人が個展をやれば応援したい。また、他の演劇集団を呼んでの公演もあるだろうし、という考えです演劇以外のことが、ぼく達が舞台を作る上での栄養になると思うのです。

 基本方針は佐伯発の芝居。東京で上演された舞台のコピーではなく、オリジナル脚本。もちろん、全てオリジナルではなく、時には東京で上演あれた芝居をすることもあるかもしれません。人数が揃い、力量がつけば、古典にも挑みたいと考えています。しかし、その脚本を翻案・脚色して上演したいのです。佐伯のぼく達がやるからこその芝居は、他の何処でも観ることはできない。そういう舞台を作りたい。

 旗揚げの『ずれていく人達』は和楽の大講堂で舞台を中央にして四方を客席にしました。ステージを使っていたらダメだったと思います。

 次回は初夏辺りの公演を考えています。作品は鶴岡高校が九州大会に行った脚本をオトナバージョンに書き換えたものを予定しています。

 少しでも興味を覚えたら、是非一緒にやりましょう。佐伯の寿司は世界一ですが、演劇で、少なくとも、佐伯市サイズ、つまり九州一を目指したい。ハムレットの言葉; 肝心なのは思い切りだよ!

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