« 語学学習環境の変化 | トップページ | 床屋での出来事 »

出会った言葉(1)

 この宇宙には四千億もの太陽が、星があると申します。それぞれの星が平均十個の惑星を引き連れているとすると惑星の数は約四兆。その四兆の惑星のなかに、この地球のように、ほどのよい気温と豊かな水に恵まれた惑星はいくつあるでしょう。たぶんいくつもないでしょう。だからこの宇宙に地球のような水惑星があること自体が奇蹟なのです・・・。

・・・水惑星だからといってかならず生命が発生するとはかぎりません。しかし、地球にあるとき小さな生命が誕生しました。これも奇蹟です。その小さな生命が数かぎりない試練を経て人間にまで至ったのも奇蹟の連続です。そしてその人間のなかにあなたがいるというのも奇蹟です。こうして何億何兆もの奇蹟が積み重なった結果、あなたもわたしもいま、ここにこうしているのです。わたしたちがいる、いま生きているというだけでもうそれは奇蹟のなかの奇蹟なのです。こうして話をしたり、だれかと恋だの喧嘩だのをすること、それもそのひとつひとつが奇蹟なのです。人間は奇蹟そのもの。人間の一挙手一投足も奇蹟そのもの。だから人間は生きなければなりません。

井上ひさし『きらめく星座』の中の台詞。生きることに背中を押してくれる。そういう言葉が沢山ある。これから時々。

|

« 語学学習環境の変化 | トップページ | 床屋での出来事 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 出会った言葉(1):

« 語学学習環境の変化 | トップページ | 床屋での出来事 »