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ロレンス『チャタレイ夫人の恋人』を読む

 小説の傑作。若い頃、性描写を探すような読み方をしたので、また、そういう読み方をする年齢だったのでこの小説の偉大さを理解できなかった。

 ロレンスは小説家であると同時に詩人。ただ、彼の先見性。この小説の中で書いてある通りの時代になっている。ポルノ小説ではない証拠の一つとして;

「メラーズは女のなかにはいっていきながら、誇りや威厳や人間としての純粋性をうしなわないで、やさしいふれあいにはいっていくこと、これがおれのやらねばならぬことだとさとった。」 (羽矢謙一訳)

 人間を考える時、時代を抜きにしては語れない。ロレンスは時代を見据えている。それを男と女を通して描ききっている。小説の醍醐味を久しぶりに味わうことができた。

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