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斎藤憐『世紀末のカーニバル』を読む

 ブラジルから出稼ぎに来た日系人を通して日本の変化を描いている。「この世のどこかにわしらが住む場所はきっとある」という幕を下ろす台詞が、その人たちのなめた辛酸とそれに耐え抜いてきた故の強さを感じる。

 「群馬県で今年百姓になった人は三十三人。医者になった人は六千人だそうだ。人間の健康に食い物は関係ええと思ってる」というような台詞は当たり前のことだが、当り前が当たり前になっていないから、批判になってしまう。日本の精神的貧困。それが事件となって現れている。

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