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木下順二『龍が見える時』を読む

 副題に「群読のために」とある。幾つかの役はあり、民話風の物語が展開するけれど、はて、群読の目的、面白さがわからない。

 この一週間、木下順二の初期作品を読んで、この人は作品を練り上げる人だということがわかった。時間をかけている。今、桂文楽に関する本を読んでいるが、彼は一つの落語を仕上げるのに5年から7年かけたという記述があった。落語家は自分で演出、脚色もする訳だが、それにしても時間をかけている。

 日本人は米を洗うとは言わない。研ぐという。大企業から小さな町工場に至るまで、日本の会社は世界トップの製品を作り出している。それは米を研ぐという言葉に通じる志と真理があるような気がする。

 読書は自分との対話の部分がある。ゆっくり読んでいこう。

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