« 坂手洋二『定理と法則』を読む | トップページ | いずみ凛『川べりの部屋』を読む »

唐十郎『ふたりの女』を読む

 田舎にいて演劇雑誌を通して東京や関西の演劇情報に接する。その情報の多くは「ああ、そうか」程度だが、無性に観たくなるものが「第七病棟」の公演だった。石橋蓮司と緑魔子夫妻が唐十郎の脚本を上演していた。そしてその公演場所が、使われなくなった銭湯やら、とかとかとかに手を加えて劇場にするということだった。石橋は毎回その会場を探す。結構大変だったようだ。

 どんな舞台を観たいかという質問には答えは多い。でも誰の舞台を観たいかとなると、ぼくはまず石橋蓮司をあげると思う。テレビドラマに出るようになっている。松田聖子の『私ってブスだったの』とかいう連続ドラマに松田聖子の父親役で出ていて、ここまで円くなったのかと、妙な感想を持った。でも、銭湯を上演可能な場所に替えるにはお金もかかるんだろうナと思ったものだ。

 『ふたりの女』は第七病棟に書いた作品。唐の破天荒な想像力。破綻しそうで破綻しない足腰の強さ。唐と石橋を楽しめる舞台。確か、もう活動してないんじゃなかったか・・・。悔しい!

|

« 坂手洋二『定理と法則』を読む | トップページ | いずみ凛『川べりの部屋』を読む »

脚本」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 唐十郎『ふたりの女』を読む:

« 坂手洋二『定理と法則』を読む | トップページ | いずみ凛『川べりの部屋』を読む »