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いずみ凛『川べりの部屋』を読む

 舞台は二つの離れた部屋。仕切りはなく、その部屋の住人はその二つの空間をアクティングエリアとして使う。一つは女性の衣服仕立て屋、そこで結婚を控えた女性のウエディングドレスをつくっている。そこに登場するのは、仕立て屋の女性と、夫、そして結婚を控えた女性、それと仕立て屋の女性が布地を買う店の女性。その布地屋の女性は既婚だが不倫をしており、その男の部屋がもう一つの部屋。それに、仕立て屋の女性が窓からパン屑を投げてやるカモ(オシドリ?)の夫婦が、雑談の中に絡んでくる。タイトルからすれば、カモの夫婦がかなり重要な役割を占めていることになるが、つまり夫婦、結婚を問題に芝居は進んでいく。

 結婚、夫婦について描くのは難しい。アーダ、コーダを並べても、その多くは既に語られているからだ。だから、この作品はそこまで深入りせず、現象を描き、観る者が考えるという仕掛けになっている。ぼくも考えたもんな。

 学生時代にシェイクスピアの『十二夜』を「恋愛狂騒曲」というタイトルでミュージカルに書き直した。恋愛の次は結婚かという思いはずっとある。結婚について笑い飛ばすような芝居の方が好きなのだ。「校長官舎の夜」という芝居を2年近く考えているが、「結婚狂騒曲」というタイトルがいいのかmれない。

 

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コメント

お悔やみ申し上げます。
次の仕事でお会いした時にでも積もる話を聞かせて下さい。 ちしま

投稿: can 千島 | 2011年2月11日 (金) 00時02分

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