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マティ・ヴィスニュック『フランクフルト…』を読む

 土日でどうにか体調が戻った。昨夜は8時前に寝て、何度も目覚めながら、3時前まで何度も眠った。そして脚本を読み、犬と散歩して、シャワーを浴びた。爽快。やはり眠りがいいのだろう。久しぶりの晴れの気配の中、軒先の色とりどりのアジサイも目の歓びだった。

 久しぶりの脚本。正式タイトルは『フランクフルトに恋人がいるサックス奏者が語るパンダの物語』。長い。どうしても読みたかった脚本で、上演する東京演劇集団風の方にお願いして送ってもらった。それもモルドバから。

 再読したい、再読して理解をしたい作品。秀逸な場面がある。それは女が男にこう言って欲しいと求めるシーン。ただし、男は「a」の音しか発することができない。「私のことを愛してるって言うように「a」と言って」「私のことを二度と忘れないって言うように「a」と言って」というような形で数ページにわたって続く。10年くらい前、兄と妹の芝居を書こうとしたことがある。その時の設定が妹は一つの言葉しか発せないというもの。日本語にも外国語にもない言葉つくるため、音を組み合わせるのにえらく時間がかかった。どうにかできたら、大分市の街角を歩いている時、同じ音の看板を見つけ、ショックを受け、そこで断念した。兄に凝った料理を作らせようと料理の本を買い込んだり、食材の勉強もそこでやめたのだった。たぶん、あるフランスの俳優が「ウイ」を70通り言えるとかいう文に触れて、挑戦したくなったのだった。

 この『フランクフルト・・・』のシーンに入った時、あの記憶がよみがえった。とっくに忘れていたのに・・・。こえは面白い。練習に使いたいと思う。

 

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