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井上ひさし『ロマンス』を読む

 栗山民也が『演出の仕事』を昨年出版して、その巻末に『ロマンス』の演出日記があった。それを読んで、毎月近くの本屋に一回足を運び『すばる』に掲載されていないか確かめていたが、見つからず、断念した。単行本になるまで待つしかないか。

 八木の『チェーホフ家の人々』は年譜に沿った形で書かれていたが、井上は劇作家チェーホフの新しい姿を示してくれたように思う。チェーホフを4人の男優が演じ、それに妻オリガを演じる大竹しのぶ、妹マリアの松たか子が加わる。舞台カラー写真が多く収録されていて、舞台の感じを確かめながら読むことができる。井上のチェーホフへの愛情とも呼べるようなものがヒシヒシと伝わる。チェーホフを知ると同時に、井上を知ることができたように思う。

 チェーホフの作品は悲劇か、悲喜劇か、喜劇か。八木と井上の作品は、チェーホフを読んでから再読してみよう。

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