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鐘下辰男『青春の門 放浪篇』を読む

 五木寛之の作品は一時期読んだ。しかし、彼の代表作『青春の門』は読んでいない。その五木の小説を脚色したということになっているが、原作を知らないもどかしさがある。もしかすると、今読むと新鮮かもしれないな。図書館でさがしてみよう。

 大学で演劇サークルに入った主人公の体験。ただ、この体験がすさまじい。新しい民衆演劇の創造を目指して地方に行き、住み込みで過酷な生活に屈することなく、暴力的な雇用者との闘いもあり、と、「大学のサークル活動」で想像できるようなものとは異なる。それは同時に、演劇が時代の中でどういう意味があるのか、芝居をするということはどういうことなのか、芝居をすることで、芝居を観ることで何を求めているのか、そういうことを突き付けられたような気がする。

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