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とんがる

 『悲劇喜劇』の8月号に松本修が書いていた一言が頭から離れない。昔の「小劇場の連中のなんととんがっていて、かっこよかったことか」みたいな内容だった。

 大学で演劇部に入ったものの、「こうする、ああする」みたいなものだった。ある時、状況劇場が来て、唐十朗という名前は知っていたので、まァ暇だし、観に行った。河川敷に赤いテント。長蛇の列。待たされて、テントに入れば、満員調整。前に出てきた兄ちゃんが「せーのー」でちょっとずつずってスペースをつくっていく。そして、テントの向こうが見えて、対岸から男二人が飛び込むのが見え、びしょ濡れの二人が舞台に上がり、長靴から水をこぼして、芝居が始まった。根津や小林やらがかっこよかった。

 確かにとんがっていて、かっこよかった。

 どうやら、あの時のその辺を忘れていたようだ。

 かっこいいのは無理だけれど、どこかでとんがっていたい。そう思う。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

先生は『とんがって』いますよ。
『とんがっていて、かっちょいいです』(^_^)v

三隈演劇部の保護者Aです。
先日は壮行公演にお越し戴きまして有難うございました。

何よりも先生の心からのお言葉(感想)を戴けた事が、三隈の皆にとって、とても有難い事だと思います。


私は、いつも演劇など観せて戴くと 感想を言葉で表現する時に、とても悩みます。
(言葉を知らないので)どの言葉を使っても何か違うな?
もっとぴったりの言葉があるはずって思っています。

うぅ~難しいけど、楽しいですね。


>いよちゃん(面識もないのに"ちゃん"ずけでご免なさい)
素晴らしい台本を有難うございます。娘が昨年度の"春子"を演らせて戴きました(^_^)

(先生のコメント欄をお借りして、すみません)


投稿: み~け | 2008年8月 1日 (金) 23時57分

どっちのコメント欄を使うか悩みましたが、こちらを使いますね(・∀・)

イーダ先生、頭の中に溜まってるものを形にしたいとは思ってるので、ちょこちょこ書いてみたいなぁ~とは思ってます!もし協力できることがあれば、是非!
み~けさん、初めまして!呼び方がフレンドリーでありがたいです!
こちらこそボタンを可愛がってもらってありがとうございました!みなさんの力で素晴らしい作品にしてもらいました!
ありがたいことです。

投稿: いよ | 2008年8月 2日 (土) 07時16分

飯田先生

お互い、とんがったものがどんどん丸くなってきましたよね。私はある時期からとんがりを自分で封印して来た気がします。腹の出っ張りへの懸念以上に、最近、またとんがりたくてしょうがなくなってきました。若い頃よりかは、かっこよくとんがれる気がするんですけど、幻想かしら。

投稿: ジャイ | 2008年8月 4日 (月) 19時43分

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