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『幸福の追求』を観る

 いつかは生活が楽になるかもしれないと思いながらも、なかなかそうにはいかない。啄木はじっと手をみた。鏡で自分の顔をみる勇気はなかったのかもしれないし、鏡を買うこともできなかったのかもしれない。楽にならなくても、生きていかなければならない。それを受け止めて、生きていかなければならない。宝くじが当たった人間を殺して、その金を奪って、生きていけるかというと、生きてはいけない。何故なら、生きるということは積み重ねていくことだから、その積み重ねをチャラにしたら、どうしようもない。やった後で、チャラにした生活が愛しく思えるのではないか。

 実話を基にしたらしい映画だが、主人公には手をみる余裕はない。子どもがいるのがよかったし、それが生きる旺盛を支えていた。映画の最後で、主人公は貧困から脱出できたようだ。制作者のスタンスが曖昧で、何をどう描きたかったのかが、よくわからない。脚本にもうひと工夫があってよかったのではないか。実話が障害になったのだろうか。昔観た、マイケル・J・フォックスの『摩天楼はバラ色に』コミカルに描いていたが、そっちの方がぼくは好きだな。

 世界的に景気が落ち込みつつあるようだ。生活は過酷になるかもしれない。こういう苦しい人もいるけれど、彼のように旺盛に生きることに立ち向かっていかなければ、と、思う。主演俳優はいい。

 

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