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『ショーシャンクの空に』を観る

 無罪の罪で終身刑になり、暴力と不正のはびこる刑務所に送りこまれる。脚本が素晴らしい。そして画面も引き締まっていて、最後まで目を離させない。

 『ノッティング・ヒルの恋人』の中の台詞に「男たちはギルダと寝て、私と目覚める」とかいうリタ・ヘイワースの言葉が使われているが、そのリタ・ヘイワースの映画がチラッと出てくる。その使われ方も見事。男たちの歓声もよくわかる。独房の壁のポスターがリタ・ヘイワースからマリリン・モンロー、ラクエル・ウエルチへと変わっていくことで、終身刑の時間の変化も出ている。

 そして最後は、それまでの押さえつけられて溜まりに溜まったものが一気に吹き飛ぶ爽快感。昔、ある同僚の女性が好きな映画に上げた時、何故すぐに観なかったんだろう。そういう素直さ(?)がないと、損することは多いとわかっているのに。大きな悔いと大きな収穫。間違いなく、ぼくのベスト5の一本に入った。

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コメント

 原作はスティーブン・キングの『刑務所のリタ・ヘイワース』という作品で,たしか『スタンド・バイ・ミー』なんかと同じシリーズものの四季シリーズとかいうやつの一編だったと思います。高校生の頃に小説で読んで,大学2年生の頃にそうとは知らずに,主演のティム・ロビンスとモーガン・フリーマンが好きで見た映画です。10数年経ちますが,いまでもときどき最後のあの海岸のシーン見たさに見てしまう作品です。

投稿: あきお | 2008年10月29日 (水) 00時03分

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