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宮本輝『蛍川』を読む

 川三部作の二作目。『泥の河』のあの少年が中学三年になったのかとも思えるが、あの少年が引っ越したのは新潟だったから・・・。

 少年を取り巻いていたのは生きることだったが、中学三年生には様々な事情だ。事情は誰にでもあるし、作ることもできる。ばあちゃんには、早退の事情に何度もなってもらった。「そういう事情なら仕方ない」という言葉はどこでも使われるだろう。だから、事情は、「狼が来た」という事情のように、冷酷に却下されることがある。

 ただ、最後の蛍の乱舞は美しい。でも、でも、でも、オラシオンが走る映像の方が好きだな。

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