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倉本聰『浮浪雲』を読む

 この面白さは原作者のジョージ秋山に負うところが大きいだろう。ただ原作の熱心な読者ではないので、原作の魅力を語ることはできないけれど、主人公の個性と生き方の魅力は「つまみ読み」でも感じていた。

 倉本の脚本を読む限り、これは家族劇。父と息子の物語といってもいい。息子が進行役。面白く深い。「時代考証はかなりいいかげん」という断りもいい。時代劇は、現代のあれこれの要素を取り除いて描けるからいいのだろうな。

 ただ、雲役を渡哲也というのが、どうも・・・。渡のまじめさがちらついて仕方なかった。無理があるように思ったのだ。じゃあ、誰がいいか。2巻を読みながらずっと考えたけれど、とんと浮かばない。つまり、どこにもいない人間を創り出したということか。

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