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倉本聰『幻の町』を読む

 笠智衆と田中絹代演じる老夫婦が昔住んでいたサハリンの町の地図を記憶を頼りに作成しようとする。しかし記憶が確かでないので、昔住んでいた人を訪ねて聞き取りをしようとするものの、もう亡くなっていたりで、進まない。その地図を忘れて探し回っているうちに、他の人の目に触れ、それまで作成していた地図が北海道のある町の部分であることがわかる・・・

 4月に大学にいく人が、住むことになる町の地図をみるのとは、違う。老夫婦の作業に何の意味があるのか。地図を作ることで二人は活きている。紛失して落ち込んでいる夫に妻が「また作ればいいじゃないですか」という。その言葉によろこびと活力みたいなものを感じた。設定が勝利の脚本。

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