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倉本聰『ブルークリスマス』を読む

 青い血の人間が増え始め、赤い血の人間が排除しようとする。荒唐無稽ではあるが、ナチスがやった厳然たる事実があることを思い出してしまう。一回だけナチスが出てくるが、それが出るタイミングが、読みながらそう感じ始めたころだから、ニクイ、な。

 ラストシーンの青い血が恋人の血の方に流れていところ。ぼくはそれをおぼえている。映画を観たのだ。はて、誰と観たのだったか。大学時代だと思うけれど。ぼくが誰かと映画を観た最初の記憶は弟。『涙君、さよなら』(これも倉本の脚本かもしれない、その時覚えたのではなく、倉本脚本を読みだしてネットで倉本聰をボンヤリ調べていたときの曖昧なものだけれど。十ディ・オング主演だったと思う)。まだ佐伯に映画館が5つあった頃で、ぼくが中学生(すると、弟は小学生だ)、映画の終わるころ隣の弟をみると、泣いていた。他の人で泣いていた記憶は『上海バンスキング』。それみて惚れたもんな。誰かとの記憶では『All That Jazz』。『ギルバート・グレイプ』。今思いだせるのはそれくらいか。ずいぶん前から、映画は一人で観ることしにしている。『ブルー・クリスマス』は誰かと観たような記憶があるけれど、思いだせない。もう、思い出が届かない、のかなァ。

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