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遠藤周作『黄金の国』を読む

 大学時代に遠藤の小説『沈黙』を読んだが、内容は忘れてしまった。踏み絵を「踏んでいいんだ」という神の声だけ覚えているのみ。この『黄金の国』はテーマは同じだが、戯曲としての完成度も高い。書こうとしていることがはっきりしているからだろう。キリシタンを弾圧する井上筑後守を以前キリスト教信者という設定(事実かもしれないが)にしたのがいい。

 それにしても、キリシタン弾圧の何と悲惨なことか。ここまで人間はやるのか、と、恐ろしくなる。遠藤のたどり着いた「踏みなさい」という考えは、凄いと思う。

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