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向田邦子『思い出トランプ』を読む

 女性の書いたものは最後まで読みとおしたものより、挫折したものの方がはるかに多い。ヴァージニア・ウルフ、ジョージ・エリオット、ジェーン・オースティン、カーソン・マッカラーズ、瀬戸内晴美、河野多恵子、倉橋由美子、渡辺えりこ、玉砕。ところが、向田邦子のエッセイは面白く読めた。ところが、小説になると、印象はガラリと変わる。エッセイが陽なら、小説は陰。女の生臭い感性が匂い立つ。『思い出トランプ』は短編小説を集めたものだが、エッセイをまとめて読んで、陽に慣れてしまった分、意外な感じがした。

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コメント

同感です!

私も向田さんのエッセイを読んだ後に小説を読み始めたのですが、同じ作者とは思えない、奇妙な感じが残りました。


投稿: み~け | 2009年5月 9日 (土) 00時05分

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