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向田邦子『隣の女』を読む

 ある球技の女子チームの監督が言った言葉を思い出した。「男はアホみたいに体力を使い果たすが、女は必ず余力を残している」。トップアスリートはそうもいかないだろうが、そうではなく、高校生の、それも全国大会にいけるかいけないかくらいのチーム。ふ~んそんなものなのか。

 竹内久美子の『そんなバカな!』をその話を聞いてから数年後に読んだとき、納得できた(ような気がした)。遺伝子がそうさせているのだ、たぶん。遺伝子のせいにした方が、気は楽になる。そして遺伝子はあらゆる事態を想定しているので、想定の数だけタイプがある。

 向田邦子の小説に出てくる女性は説明できない。説明できないから小説にしなくてはならないのだが、それにしても、楽しんで読めない。怖いものみたさ、そんな気持ちで読み進んだ。女の本性みたいなものか、それを感じて、疲れた。もうこれで向田邦子は卒業だけれど、エッセイだけでいい。エッセイは一品だ。

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