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ハロルド・ピンター『温室』を読む

 面白かった。しかし、わからない。わからないけれど、面白かった。

 わかるということはどういうことか。芝居を観ていて、先を読んで、その通りになったら、膝を叩いたり、「やはりな」とつぶやいたりする。わかるということは知的なことだが、表現とは知的なものは部分でしかすぎず、心が揺り動かされる方が主要であり、それには名前がつけられない場合も少なくない。「なんて言っていいかわからいけれど」という枕詞のあとに「感動した」「面白かった」とつながる場合のように。

 わかろうとする知的活動は捨てて、「こんなことアリかよ」「びっくり」「切ないナ」みたいな感情で接してもいいかもしれない。そんなことをぼんやり考えた。

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