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田舎のジジイ福岡を歩く

 子どもに連れられて、福岡に行ってきた。以前は一緒に歩いていたが、最近は待ち合わせの場所と時間を決めて、その間ブラブラする。とりあえず本屋に入って一時間ほどチョロチョロして2冊ほど選んで、煙草を吸いながらビールでも飲むか、と、思ったけれど、煙草を吸える場所がない。食事の次に「居酒屋」と書いてあったので、そこに入った。しかし、3時までは禁煙だという。訳がわからない。仕方ないので、ビールを飲みながら、本を読む。途中、カウンターの二つ隣に妙齢の女性が座り、ビールとサンマの刺身を注文、すぐにビールをおかわりし、それを飲みほすと、白波のストレートを2杯。そして、ごちそうさま、と言うと、サッと帰っていった。

 天神コアに入って、案内図を見て、屋上に行くことにした。なんと、そこは喫煙ができる。カップルが一組とシングルが4人。風が吹いて、暑くはない。煙草を吸うのにこんなに苦労しなければならない都会は大変だナと思いながら、そこの人々を観察。「女の子」と呼ばれなくなって久しい女性が、携帯をいじり、煙草を吸う。弁当みたいなものを食べて、煙草を吸う。何かを飲んで、煙草を吸う。芝生が敷き詰められた屋上は彼女にとってオアシスかもしれない。組んだ足は筋肉質。陸上でもやっていたのだろうか。

 カップルは若い。少年と少女。体育会系ではない黒ぶち眼鏡の細面の色白と図書委員風の穏やかな少女。何かを話している風でもないが、悪い雰囲気ではない。それから、おばちゃんやらデーハーなお姉さんやらが来ては帰って、カップルを見ると、なんと図書副委員長が男の肩に頭を任せているではないか。少年は目をつむっている。手を肩に回すとか、唇を寄せるとかではない、目をつむる。「ここまでしたら、何か具体的なリアクションを!」と求めることを少女もしない。恋愛初期では必須のことかもしれない。幸せに!

 子どもたちがコンサートに行っている間、大学時代の演劇部の後輩に会う。あんなにビールを飲んだのは久しぶりだが、それより会話量が多かった。彼のかつての芝居仲間情報やら今度の選挙やらで、かなりの言葉を費やした。もしかすると、一年間に『ハムレット』について書かれる論文の言葉の総量をこえたかもしれない。とにかく今度の選挙は滅多にない面白いイベントだと意見は一致した。

 コンサートを終えたという電話で、迎えに行って、屋台に行った。それまでのビールがトイレを急がせる。屋台の大将にたずねると、こっちか、あっちかのコンビニを使って下さい、だと。都会は、とにかく、歩かせられる。疲れる。to be continued.

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