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松本清張『点と線』を読む

 今年は太宰治と松本清張の生誕100年ということで、あれこれの出版物やら行事やらを目にする。しかし、大岡昇平もそうだったんじゃないか。ぼくは中では大岡が一番好きなんだが。

 日本の推理小説の古典。携帯もファックスもメールもなかった時代だから、問い合わせが電報というところに、「もどかしさ」を感じながらも、一気に読めた。かなり昔に読んだことがあるし、テレビで観たことがあるから、幕開きの4分は覚えていたし、結末もわかっていた。それでも、面白かったのは何故だろう。的確な描写は頭に映像を描かせてくれるからか。東野圭吾にhない、骨太というか、凄みというか、そういうものを作品の向こうの作家に感じる。

 開高健が「食べてみたいものは」の質問に「清張の唇」と答えていたような、そんなことを思い出した。

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