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祝辞は難しい

 今日、津久見高校は創立70周年を祝う式があった。校長、同窓会長、PTA会長、県の教育長、大分県議会議長、生徒会長が祝いの言葉を述べた。驚いたことに、教育長が一番ひどかった。おそらく、入学式、卒業式、結婚披露宴での祝辞等、ぼくが聞いた全部をひっくるめた中で最低ではないか。原稿はまとまりがなく、羅列。知性のかけらもない。そして、それを読む読み方、声の出し方も、稚拙で聞き取りにくい。それでは困る。さすが県の教育のトップだけのことはある、と、唸らせるものでなければ。

 それに比べ、県議会議長の言葉は簡潔で津久見高校を称えた。

 二人の祝辞の違いは何か。核になる言葉を持っているかどうか。その一言を見つけることができれば、後は具体例をちょっと付け加えればいいのではないか。

 そういうぼくも先月、教え子の結婚披露宴で祝辞を述べた。スピーチの経験はあるが、祝辞は初めてで、はて、どう言えばいいのか。そんなこと考えても解決しないだろうから、ぼくは「奇跡」を核にしてしどろもどろながらどうにか話した。そう、ぼくのような人間はそういう話をする場所を作らないことだ。教育長も、感動するような話ができるよう勉強するか、話さなくていいようにするか、二つに一つしかない。

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