« 向田邦子『寺内貫太郎一家』を読む | トップページ | 宋左近『あなたにあいたくて生まれてきた詩』を読む »

江國香織『すみれの花の砂糖づけ』を読む

 女は難しい。少しでも理解したつもりになりたい、と、思い、江國の詩集を読んでみた。難しさが深まった。わかろうとするよりも、わからないままにしておいたいいような気がしてきた。オーロラの謎を知るよりも、きれいだ、と、思うだけの方がいいのだ、きっと。

 川端康成は女が書けなかった、と、いったのは小林秀雄だったか、ナ?開高健は女と食べ物と香水が書ければ作家としては一流だ、とか、書いていたようなおぼろげな記憶。そんなこんなで、ぼくが読む8割は女研究の目論見があった、と、思う。ただ、この方法では漠然がさらに漠然となるだけ。一人に徹底した方がいいのではないか。その一人の表情や言葉や仕草、あれやこれや、あんどれやかんどれや、それに徹底した方が確かなのだろう。

 恋愛初期は、観るものすべてが心弾ませる。そして熱い時期を迎えると、意外にスーッと冷めて、「秋の枯れ葉に身を包み、冬に骨身をさらけ出す」という具合になってしまう。その都度上手に距離を置く術を心得るべきなのだろうな。近づきすぎても、遠すぎてもいけないのだ。上手に距離を置いて、女の難しさも、何もかも楽しめたら、と思う。・・・アヘ・・・

 

|

« 向田邦子『寺内貫太郎一家』を読む | トップページ | 宋左近『あなたにあいたくて生まれてきた詩』を読む »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 江國香織『すみれの花の砂糖づけ』を読む:

« 向田邦子『寺内貫太郎一家』を読む | トップページ | 宋左近『あなたにあいたくて生まれてきた詩』を読む »