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中央演劇祭に行く~大分東高校~

 舞鶴で演劇同好会を2年。その時は予算も稽古場もなく、演劇祭前は生徒昇降口前で通していた。時期的に、5時には暗くなり、アコードエアロデッキのライトを照らして、そこでやった。一回通して、明日までの宿題を出して、ぼくは55キロを帰った。ただ、その後、外灯の下で稽古していたとかいう話もあるが、彼らの口からきいたことはない。大分東の生徒は、ラグビー部のグランドの横で稽古してきたらしい。その難しさ、だからこそ情熱もわかる。

 いい舞台だった。脚本がいい。ぼく達の日常とはあのようなもので、それぞれの背後の重さを明かさないまま、どーでもいいようなことを話している。沈黙も生きていた。そういう中から、切ない部分を感じた。ぼくはあの舞台に想像力をかきたてられ、参加してたのではないかと思う。石川遼子の生活も、新潟に転校して、ちょっとだけ帰ってきた理由も、ぼくなりに理解できた。竹中が進学したのが青森にしたのも、フムと思う。肝心なことは何も書かないことで、ぼくは参加できた。

 最後に大黒を全開にしてほしかったが、ちょっとした理由でできなかったようだ。タイトルももうひとひねり欲しかった。ザ・高校演劇、これぞ高校演劇、と、ぼくは思った。そういう舞台に最初に触れることができた幸せ。インフルエンザで学年閉鎖(だったか?)の中、校長に直訴して出場までこぎつけたらしい。そこまでする価値はあった。その舞台には生身の高校生の息遣いがあったからだ。ぼくにとっては初日ナンバーワンの舞台だった。

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