« 向田邦子『冬の運動会』を読む | トップページ | ストーブを出す »

瀬尾まいこ『図書館の神様』を読む

 中学の国語の講師が主人公。何か大きなことが起こる訳ではない。妻子持ちのケーキ職人との不倫と別れも痛切ではない。ただ、文芸部のただ一人の部員垣内君が素晴らしく、いい風を吹かす。この生徒を書きたいための小説ではないかと思ってしまう。そして弟もいい。何にもとらわれず、自由で、自由が故の直球発言。主人公は、採用試験に受かり、新しい土地で教師生活に向かう。何もないけれど、その何もないささやかな物語は気持ちがいい。

|

« 向田邦子『冬の運動会』を読む | トップページ | ストーブを出す »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 瀬尾まいこ『図書館の神様』を読む:

« 向田邦子『冬の運動会』を読む | トップページ | ストーブを出す »