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『談志最後の落語論』を読む

 談志が落語について語ったものを、そのまま文字にしている。彼の口にかかるといわゆる名人として名を馳せた人達もただの上手い人になってしまう。ただ、彼の率直さと平明さが、落語への興味を駆り立てる。

 枝雀の師匠の米朝が談志に「枝雀があんたと話がっている」と言ったそうだが、枝雀は楽屋で談志をみると逃げるように去ったという。もし、枝雀が談志と腹を割って話していたら、枝雀は自殺しなかったかもしれない。そんな気にさせるエピソードも語られている。

 落語界では反逆児みたいに扱われている談志だが、よく勉強している。落語に徹底的にこだわった人なのだ。そして、全ての道はローマに通ずるように、道を極めた人の考えは落語ででなく、他のものにも通じるだけのものがある。もちろん、芝居にも。

 談志は認めないかもしれないけれど、文珍の落語も笑ってしまい、好きなのだけれど。皆さん、レンタル店には落語のCDも置いています。是非、聴いてみて下さい。面白いですよ。

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コメント

先生のブログがじわじわと復活してきたので、嬉しくなって日々チェックしています。
でも、うん。書けない時もありますよね。書かなくても胸に刻んでりゃ、それもいいですよね。

で、落語。

ニヤニヤして読みました。
好きです落語。
でも僕はきっと、人間にミーハーだから、落語そのものよりも先に、落語家自身に興味が向いてしまうから、素直に落語を楽しめないんだろうなと思います。

耳だけで感じるってのは、いいですね。やってみます。誰も車には乗ってくれないだろうけど。そんなの関係ねえ(え?死語?)

シジャク。買う。


談志と談春の『芝浜』は、ナマで観たい。


別な話。つい夜更かしして先ほど、【爆笑問題のニッポンの教養】を観ました。戦後政治のキーパーソンにオーラルヒストリーを行った東大教授の回でした。

お薦めは、来週です。16日(火)はアンコール放送。すでに僕は観ましたが、昨年のベスト1に挙げられる回だったかもしれません。夜遅いですが、録画して観る価値はあるかなぁと。よろしければ是非。

とりとめなく、失礼しました。

投稿: キノシタ | 2010年2月 9日 (火) 23時56分

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