« 『この胸のときめきを』を観る | トップページ | サボテンの花 »

談志の落語を観る(3)

 「芝浜」と「饅頭怖い」。共に極めてポピュラーな噺。演者の力量は、それをどう料理するかになる。シェイクスピアをどう上演するか、みたいなものか。

 「芝浜」はいい噺。先月聴いたのは誰が演じたのだったか。その時は奥さんの義理の兄が出てきた。談志は、大家が介在していたことを女房の話の中で出している。女房だけの判断ってのはまずいのかナ。ただ、いい奥さんだ。後は沈黙。

 「饅頭怖い」は今まで何度も聴いたことがある。談志は中学生の頃、学校で落語全集を読んでいて、教師から「そんなもんを読むな」と注意されたらしい。中学生で落語の面白さをわかっていたというのは凄い。ぼくは、今回、定番の噺に、どう「演出」するかに興味を覚えた。高校生の頃、ラジカセくらいの大きさの真空管ラジオでNHKの演芸番組を聴くのが好きだった頃と視点が変わっている。同じものでも、時間を置くと違った受け取り方をするのだなァ。

 竹書房から出ているDVDを借りて観ているのだけれど、たとえば談志が身を乗り出したり、腕組みしあり、左の頬をポリポリかいたり、そういう動きを含めて談志の落語なのだ、と、思う。全巻観たい。

|

« 『この胸のときめきを』を観る | トップページ | サボテンの花 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 談志の落語を観る(3):

« 『この胸のときめきを』を観る | トップページ | サボテンの花 »