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公演に向けて(2)

 昨日の「寺はほろびる」だったか(自分でおぼえていないのは死期が近いのか)、エスプリという方からコメントをいただいたけれど、やはり正確には「いくつかの寺は滅びる」とすべきだったと後悔している。というのは、時折NHKとかで京都とかの高僧のあれこれに触れると、そういう人は素直に素晴らしいと思う。ぼくが要らないと思う寺は、日頃は地元の人との接触はなく、ただ檀家というだけで金儲けをする寺なのだ。いわゆる「葬式仏教」。社会は変わっているのに、情けない感受性と想像力。それで人が救えるものか。

 さて、寺に云々するのは、次回脚本と結構かかわっているからではないかと思う。ずっと前から言ってきたように、次の脚本がオリジナルとしては最後と決めている。その後に、シェイクスピア作品を翻案して上がり。そういう計画なんだけれど、相も変わらず密室的な場所での芝居で、最後とか考えてしまうから妙なところにチカラコブが入ってしまっている。生きるということは、ナンテ、如法暗夜をうごめきまわったている。

 先週の稽古場で、設定を話したら、似たような設定を思い出したと言われたので、変えた。意地。そしてポンと思いついた。コロンブスの卵。

 明日の稽古は、新しい設定での即興をやってもらい、そのうえでみんなで検証しようと思う。

 加えて、ほぼ30年間とちょっと楽しさと刺激を与え続けてくれた井上ひさし氏への追悼を込めて、ほんのちょっとだけひさし的要素を入れたいと思う。それにしても、残念でならない。ありったけの感謝をこめて哀悼。

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