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リハビリ感覚

 もしもお鳴楽(開高健はこう表記していた)に色がついていたら、と、思うことがある。食べたものでその色が違えば、会話も違ったものになるかもしれない。

「あいつ、また昨夜も肉食ったんだ」

「ダイエットしてるとか言いながら、あの色はスイーツじゃないの」

「あの色は豚骨系のインスタントラーメンだな」

 そして、研究が進むと、虹色が出る食べ合わせとかを宣伝文句にした食品がテレビで流されるようになる。

 こんなバカなことを考えるのは、現在脚本を考えている中で、たとえば信じられないような食べ物を食べる人とか、奇妙な好みとか癖、そういうものばかり頭の中で捻り出そうとしているからだと思う。

 もう2年脚本を書いていない。ほとんど毎日考えてはいるのだが、メモ程度の走り書きのような形のまま、一本に仕上がらない。そういうことをしていると、劇場から離れてしまう。劇場から離れて芝居を考えても、登場人物は動き出さない。以前は、登場人物が勝手に動いて、喋って、ぼくはそれを書きとめるような感じだったが、それがない。最近はいつもノートを持ち歩いては、書き留め、考え、脳細胞の7割は芝居色に染まっている。今、少しずつ、あう感覚、懐かしい感覚がよみがえりつつある。脚本が仕上がって、公演日程を考えることにしているが、鳩山首相の5月決着みたいな自分なりのタイムリミットはあるのだ。考えて、考えて、天啓を待つのみ。

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