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つかこうへいを悼む

 舞鶴高校に勤めていた時、誘われて、『熱海殺人事件』に出た。やればやるほど、つかの手のひらで遊ばれているような思いがしたが、だから面白かった。

 今朝、職場でネットでニュースを確認していたら、つかの訃報に接した。肺ガンだそうだが、彼のことだから、生還して、エッセイで「ガンになるのも息抜きにはいいぞ」みたいなことを言うんだろうなと思っていただけに、驚いた。

 「つか以前」「つか以後」という言葉が使われていた時期がある。彼の功績と影響力は多大だったように思う。今をときめく阿部寛は、『熱海』を経験していなかったら、おそらく「モデル上がり」で終わっていたのではないかと思う。

 ぼくが参加した『熱海』の脚本の裏表紙だったか、そこには、上演は自由だが、それぞれの場所の名前に変えた方がいいよ、みたいなことを書いてあった。それを時々思い出しては、『鶴見崎殺人事件』を書こうとしながら・・・。

 上演することで、つかワールドの一端を経験できたように思う。ずっと焼き直しが続いていたので、新作を待っていた人は多いと思う。残念だけれど、深くて強い敬意をこめて、冥福を祈ります。

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