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たかお氏のコメントについて考えた

 「プロの審査員だったら、あの舞台を最優秀には選んでいないと思います。」と、ある顧問審査員は言った。高校演劇の現場では、プロの審査員と顧問審査員では微妙に異なる傾向があるかもしれない。

 基本的には観客としての好みがあるとは思う。ただ、観る前に自分で「こういう芝居」と思っていて、それとズレるとNOが出る場合もあるかもしれない。演じる側も今、観る側も今。それがライブの面白さだろう。

 『誰も見たことがない場所』に関しては、むしろ一般の人の方が評価は高いのではないかと思う。演劇人にとっては、演劇を知っているが故の呪縛がありはしまいか。昨日の宮崎公演でのアフタートークショーでは、夫が自殺した人が手を挙げて発言した。演劇人は芝居として観るのかもしれないが、一般の人にとっては、芝居としてのあれこれではなく、新聞やテレビやおばちゃん達の会話やあれこれの中の一つではないのだろうか。

 ぼくは生徒と芝居をつくっていた時は、彼らにとっての一番の観客として意見を言ってきた。今、社会人と芝居を模索する時も、ぼくが観たい芝居、隣の観客には「他ではやってないですよね」と囁けるような芝居を考えている。だから既成脚本は上演しない。ぼくのラストの脚本は、シェイクスピアがそうしたように、シェイクスピア作品の大胆な翻案に決めている。

 ただ、「ワンツーワークス」を観て、ラストにいく前に徹底的にこだわり、それに見合う取り組みをして脚本を書いてみようと思っている。

 たかお、さん、到底疑問を満たすものにはなっていないでしょうが。

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