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山田太一『沈黙亭のあかり』を読む

 どんな本でも言葉を拾う。ぼくは読むのが遅いので、遅いことにはなやまず、丁寧に読むのもいいだろう、と、付箋を貼りながら読む。戯曲に関して言えば、付箋が少ない。ほとんどない作品もある。それはたぶん、いいことなのだ。人間が生きている。そこに毎日名句が生まれるはずがない。

 妻の死で、聞こえなく、話せなくなったマスターの喫茶店が舞台。大きなことは起こらない。人間は日常の微細なことに現れる。マスターは、最後まで沈黙のままでもよかったのではないかと思う。

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