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村上春樹の言葉(13)

僕は思うんだけど、わけのわからないものをわけのわからないままに抱える力っていうのは、人生にとって大事なことなんですよね。

 人間は名前をつけたがる動物、と、ぼくは考えている。真夜中の奇怪な音を科学的に説明できなかった時代は、妖怪ナントカなのだ、とか。わからないままにしておく不安。その不安が少しは解消できるかもしれない。しかし、名前をつけた途端、あるものが明確になると同時に他のものを取りこぼしてしまうのではないか。愛とかその典型ではないかナ。愛っていうのはね、と語った途端、ある一面だけが浮き彫りになり、別の面が隠れてしまい、結果的には奇形な愛の認識になってしまう。

 愛とか友情が「ダサイ」の一言で退けられる傾向の時期があった。しかし、愛も友情も、生きていくうえでは必要不可欠ではないか。確か『SAY,YES』の歌詞の中に「言葉は心をこえない」という一節があった。超ダサって言われようと、愛や友情を大切にしたい。

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