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福岡伸一『動的平衡』を読む

 文系人間には日頃接することがない用語と話とその展開。文系人間なりに古今東西の作品を齧っては理解しないまま、アハハと笑って終わり。感情やら思いやら事物やらが入り交じって、人間の妙が織りなす世界に人間の、人間が生きることの摩訶不思議を楽しんできた。しかし、この本は別の面白さを与えてくれた。生命の神秘の深さ、その深さ故の面白さ。

 コラーゲンは口からも皮膚からも意味がないこと、ダイエットの秘訣等、分子生物学からの説明は小気味よく、納得の連続。

 ただ視点、考え方に文系、理系もないのではないか。対象によって、求められる視点や考え方があるのだろう。文系人間に新しい姿勢を思い知らされた。そして、やはり、観察や実験の根気の要る長い取り組みと結果。一つの芝居を書くのも同じだろう。ともかく、心をかき乱される一冊だった。

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コメント

ここに、この本の名前が出てくるとは思いもよりませんでした♪

投稿: たかお | 2011年2月26日 (土) 09時32分

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