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小幡欣治『どろんどろん』を読む

 作者と役者とスタッフの終わりのない絡みを江戸時代を舞台に描いている。もしかすると、スピルバーグとかの現場でもこんなんではないかナと。ただ時に大喧嘩になる現場は、だからこそ面白い作品を提供してくれるのだとわかる。

 作者の小幡欣治は、この作品を最後に今年亡くなった。作品の中での作者は鶴屋南北だが、余り出しゃばらない。役者とスタッフの調停役みたいなところも随所に出てくる。小幡が息の長い劇作家として活躍できたのも、そういう姿勢があったからかもしれない。絶筆、楽しく読みました。冥福を祈ります。

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