« マッコりにはまる | トップページ | 「とか」の中に何があるのか? »

小幡欣治『神戸北ホテル』を読む

 不思議な夢の余韻が今も続いている。どこかはわからないが、見たような顔がいくつもある中で、彼女はぼくへの好意を全身から放ち、それをぼくは感じながらも、応えようとしない。しかし、距離は少しずつだが着実に縮まっている。その縮まっていくスピードがあまりに緩やかで、劇的な展開がないまま、目覚めた。あの女性は、誰かに似ているようだが、誰かはわからない。その夢の女をぼくは今想っている。

 小幡の脚本を読んだせいだろう。『神戸北ホテル』のヒロインうららのせいなのだ。男を想うその情熱と激しさは、時には重い。ただ、戦争末期の、あれもまた純愛なのだ。読んで、作品が気にいるかどうかはわからないが、読めば夢の女性が現れます。

|

« マッコりにはまる | トップページ | 「とか」の中に何があるのか? »

脚本」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 小幡欣治『神戸北ホテル』を読む:

« マッコりにはまる | トップページ | 「とか」の中に何があるのか? »