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篠崎省吾・中村芳子『知覧 青春 ~アイ・アム・ヒア~』を読む

 昔、文化祭の準備でかなりの時間外勤務をして、その回復として3日学校から離れ、南九州を経巡った。脇道、山道を走ってのとことんドライブだった。何故、あんなことをしたのか。時期的に、漂泊の思いに駆られた者と思う。一番時間をかけた、かかったのは知覧だった。特攻隊の若者が書いた手紙は目と心を奪った。無駄のない引き締まった文章と達筆。彼らを納めた建物のある知覧は清潔な平和に包まれていた。

 知覧には戦争に散った若者、彼らを取り巻く家族や友人や、その一人一人にドラマがある。みんな懸命だったからこその輝くドラマがある。道化のこの芝居はそのささやかで行儀正しいひとつではないか。最後の一言がきいている。

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