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窪美澄『星影さやかな』を読む

 三島由紀夫の『潮騒』を読んだのは20歳代後半だったと思う。小説としてそれほど優れた作品とは思わない。決して作品をけなしているのではなく、それ以前に『金閣寺』を読んでいたから、それに比べてということ。ただ、この小説は高校時代に読んでおけばよかったと思った。何故かはわからない。痛切にそう思った。

 ある人にとって旬があるように、文芸作品もまたある人にとって旬になるようなことがあるように思う。三島の『潮騒』は、ぼくが高校時代に読むのが旬だったのか、オッサン予備軍になったころに読んだのが旬だったのか、それとも小栗が旬だったのかはわからない。まッ遅かろうと早かろうと、その都度受け止めればいいことなのかもしれないけれど。

 『星影さやかな』って、タイトルからして敬遠してしまうでしょ。でも、ぼくは堪能しました。思い出をくすぐる部分もあって。だって、オトナ以前って、告白は生死の問題なんだから。

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コメント

名誉の受賞ですが今後が心配。

先日山本周五郎賞を受賞された窪美澄さんですね。
こんな魅力的な作品を書き続けられる理由を書いてる
サイトを発見。
http://www.birthday-energy.co.jp/ido_syukusaijitu.htm

作品が完成したのが、一生に一度の名誉の年だったらしいです。
でも今後は、失うものも多いみたい・・・。
作品の傾向も変わっていくらしいです。
もしかしたらこれほどの名誉、無いのかも知れません・・・。
そんなこといわずに、いまの路線で行ってほしいですけど。

投稿: くわっちょ | 2011年6月22日 (水) 07時55分

ブログの内容に合っているのか…

本日より、旦那が佐伯に転勤になりました!


表現することをしたことのない旦那が、何か出来ないかな〜と、言っています。きっかけは、一週間前に、ゲキ×シネの『薔薇とサムライ』劇団☆しんかんせん(客演天海祐希)を見たばかりでした…

佐伯にお芝居の活動しているところありませんか?

突然ですが…すみません

投稿: 史綺(女子高OG) | 2011年6月22日 (水) 23時04分

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