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『My Fair Lady』を観る

 落ちこぼれだった高校2年の秋、フラリと入った映画館で観て、世の中にこんなに楽しいものがあるのか、と、思った。ぼくの人生を変えた映画。

 スクリーン・イングリッシュで扱ってみようと、あちこちに電話をかけ、DVDを買った。ラッキーだったことは、TSUTAYAではセール中とかで2600円が1000円! 今まで店員の応対にカチンとくることが多かったが、電話に出た店員も、店で応対してくれた店員も頗るよかった。ありがとう。おかげで気持ちよく観ることができた。

 良く出来た映画だと思う。お金をかけているもんな。そして何より、歌曲の処理方法の上手なこと。ただ、歌になると別音声みたいに聞こえてならない。スタジオでとったものを流してクチパクみたいな撮り方をしたのだろうが、今の技術でどうにかならなかったのかと首をかしげてしまう。

 原作はショーの『ピグマリオン』。それではイライザはフレディと結婚するが、ミュージカルではヒギンズと結婚するんだろうナと匂わせて終わる。ところがところが、ショーはその二つの結末を用意していて、ショーはフレディを選び、A・J・ラーナーはヒギンズを選んだということらしい。

 オードリーの歌は別人が歌っていること、ヒギンズ役に打診された大物が舞台でやっているレックス・ハリスンがやるべきだと断ったこと等々々いろんな舞台裏の話も面白い。

 日本では生まれない作品。今観ても、あの少年の頃のように心踊る作品なのだ。

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