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中津留章仁『黄色い叫び』を読む

 日曜日、生徒がボランティアとして参加する「ちびっこフェスティバル』を見に行った。開始は10時だろうから、その前の準備の様子も見ておこうと早めに行った。数週間前から準備に彼らは学校帰りに寄って、下ごしらえをしていたから、のべ参加人数は100人をこすと思う。

 開会式で幻滅した。社会福祉協議会の副会長と市の保健部長が挨拶をしたが、目の前には100人くらいのちびっこがいるのに、その挨拶は子ども無視の内容。コミュニケーション能力の欠如は、オトナのほうが申告ではないか。保護者じゃなく、子どもに話しかけないと。それすら理解できてない人間が市の要職にあることに怒りすら覚えた。

 さらに追い打ちをかけたのが、ステージから彼らが子どもにお菓子を投げるのだ。「子どもに福祉を体験、理解してもらう」とか言いながら、極めてお粗末な開会式。

 さて、中津留作品。舞台は台風で避難している公民館。一階には避難している人たち、しかし舞台は二階で、青年団が祭りの話し合いをしている。そこで、前回の台風の被害と復興が問題になり、それについてのアーダ、コーダが展開する。福島原発もちょっと出てくる。今度の震災と原発問題に一番早く対応した(?)作品かもしれない。ただ、こういう「議論劇」は終わらせ方が難しい。そういう点で、やはりそうきたかという意味で、終わり方に頗る不満が残る。

 

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