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森本薫『華々しき一族』を読む

 天気予報ではなく、天気告知といってもいいくらい、最近はよく当たる。昼から雨が降り始めた。春をグンと引き寄せる雨と思えば、恨めない。

 そろそろ身辺整理をしないといけない。新楽器には机の移動があるから、どこにでも行けるようにしとかないと大変なのだ。それで今日は机の上。教員になってから車の運転免許を取り、同僚の知り合いから紹介してもらって車を買った。中古のスカイライン。100万。その封筒を諸君室の机に入れたまま帰った。日曜日に下宿先に学校から電話があり、職員室が荒らされたが貴重品はないかという内容。しまった! 急いで学校に行くと、ぼくの封筒は無事だった。おそらく机がプリントやらで乱雑だったので、こういう机には何もあるまいとこそ泥は踏んだのだろう。そうか。乱雑なりに効果はあるのだ、と、以来、片付けなくなった。管理職は「片付けなさい」とうるさいが、防犯のためという強い信念があるから、従わない。これでもし、盗まれたら、きれいに片付けるようになる、と、思う。たぶん。

 森本薫の机はきれいだったろう。明窓浄机。丁寧に書いてある。不純物がないと人間の不純が見えてくることになる。ついついどうでもいい人間を出してしまうぼくはに我が身を振り返る時間を与えくれた。

 

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